仙台・話題の現場
 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。

REPORT 262
勾当台通の再開発
撮影2014年5月下旬
 
中心部を南北に通る東二番丁通は、定禅寺通交差点から北側は勾当台通という名前になります。
昔は勾当台公園が西側に大きく張り出していて、城下町によくあるクランク状の交差点でした。
そのため、東二番丁とは別の道路という認識だったんですね。現在は交通渋滞緩和のために
十字路の交差点に改良されて一本の道路になっていますが、名前は昔のまま区別されています。



 
そんな勾当台通周辺には仙台市役所や宮城県庁、青葉区役所を始めとして各庁舎や韓国総領事館などがあり、
宮城県の行政の中心になっています。中でも仙台市役所は築50年を超えて、老朽化と手狭のために
付近に多くの分庁舎を持っています。



 
市役所の斜め向かい側、青葉区役所の北隣に、分庁舎のひとつ「上杉分庁舎」がありましたが、
震災で大きな被害を受けて解体され、跡地に新しい分庁舎の建設が始まっていました。



 
来年5月には、地上14階、延べ床面積約9500uの建物が完成予定です。
これは、7階建てだった旧分庁舎の約2倍の規模で、分庁舎のなかで最大のものになるのだとか。



 
現場に完成予定図が出ていました。河北新報によると、現在、分庁舎や仮庁舎は11か所あり、
民間ビルに入居している分の賃料は、年間約4億2000万円に上るそうです。
本来なら市役所を建て替えれば良いのでしょうが、場所の問題と予算の関係で当分は無理でしょうから、
市役所機能の分散化は、このまま続きそうです。



 
上杉分庁舎から北へ進むと、別のビル建設工事現場がありました。イースタンビル(仮称)の建て替え工事です。
旧ビルが震災後に解体され、去年まで駐車場として利用されていた場所です。




 
現場にあった「建築計画のお知らせ」によると地上9階建て、延べ床面積約9500uだそうです。
今年の8月末に完成予定ということなので、建物自体は、ほぼ出来上がっているようですね。



 
北四番丁交差点まで来ました。ちょうど、この地下には地下鉄の北四番丁駅があります。
交差点の西側には、今年3月に完成した19階建ての高層マンション「ナイスロイヤルタワー北四番丁」があります。



 
北四番丁交差点を超えて仙台市消防局の前を通って行くと、道路の奥に高層マンションが見えてきました。



 
29階建ての「ライオンズタワー勾当台通」です。
今回来てみたら、その高層マンションの手前に大きな建設用のクレーンが2基、設置されていました。



 
通町復興公営住宅の建設現場です。
震災で自宅を失った人たちのために仙台市が建設している公営住宅のひとつで、
地上14階建て延べ床面積約1万u、総戸数142戸、来年3月に完成予定です。



 
勾当台通沿いでは複数の再開発が進んでいましたが、震災で被災した建物の建て替えや
被災した人たちのための建物だったりで、東日本大震災の爪痕が大きく残っていることを改めて実感しました。








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