仙台・話題の現場
 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。

REPORT 202
2012・仙台七夕祭り その2 一番町四丁目〜定禅寺通
撮影2012年8月6〜8日
 
2012年の仙台七夕祭り、今回は一番町四丁目商店街と定禅寺通です。



 
一番町四丁目商店街は両脇の店舗前にだけアーケードがあり、道路中央部分は天井で覆われていません。



 
天気の良い日は、青空をバックに吹き流しが風になびいて、七夕本来の風景が楽しめます。



 
青空の下ということは、雨が降れば濡れてしまうというリスクがあるわけで、
雨の時は、かたずけられてしまったり、大きなビニール袋に入れられたりしますが、
それでも紙素材を使うことに、こだわり続けています。



 
仙台と共に、大規模な飾りが有名な平塚七夕祭りの場合、7月7日の梅雨時に開催されるので、
雨に強いビニールやセロファン系の素材が使われています。そのために同じ七夕祭りといっても
七夕の飾りは全く違ったものになっています。



 
仙台と平塚では、それ以外にも七夕飾りの作り自体が違っているんですよ。
平塚の七夕は、巨大な行灯の飾りが凝っていて、その年の人気キャラクターが、
行灯の上でクルクルとモータ仕掛けで回ったり、夜になると電飾でピカピカ輝いたりします。
その行灯の下には、ショッキングピンクやイエロー、グリーンなど、原色のビニール素材の吹き流しが
付いているものが主ですが、仙台は、くす玉や吹き流し自体が紙素材で手の込んだ作りになっています。



 
電球やLEDなども埋め込まれていないので、当然、夜になっても光りません。
仙台出身としては、やはり仙台の方が歴史が古く、伝統的な飾りで好きですが、
もちろん、どちらが良い悪いということではなく、それぞれ違いがあった方が面白いですし、
平塚七夕しか見たことない人は、ぜひ仙台七夕をご覧になって、その違いを楽しんで欲しいと思います。
同じ七夕祭りという名前でも、七夕飾りは、これほど違うものなのか、と思うことでしょう。



 
撮影した日は、午後からゲリラ豪雨が降ってしまいましたが、商店の人たちは手慣れたもので、
雨が降りだしたら、すぐにビニール袋に入れられ、雨があがると、あっというまに再び元通りに吊るされました。



 
一番町の北端まで来ました。ここからは定禅寺通へ左折して行きましょう。



 
定禅寺通の中央遊歩道では、震災をきっかけに、全国から届いたメッセージが書かれた短冊や
折り鶴などを展示する場所になっています。去年は「祈りの広場」という名前でしたが、今年は
「願いの道」と名付けられていました。



 
去年に比べれば数が少なくなった感がありますが、それでも全国、世界各地からの千羽鶴や短冊が
たくさん飾られていました。



 
その場で短冊に願いごとを書いて飾ることも出来ました。



 
震災から1年以上経ちましたが、津波被害のあった沿岸部の完全復旧は遠く、
震災の記憶を風化させないようにしたいものですね。



 
定禅寺通の国分町と晩翠通の間の区間には、竹のドームが作られていました。
LEDの天の川が飾られているということなので、夜になってから再び見てみましょう。



 
夜の定禅寺通です。竹のドームの区間は「希望への道」と名付けられています。



 
ドームの上には青いLEDで、天の川が再現されていました。その下には円柱型の行灯が並んでいます。
行灯には、宮城県ゆかりの著名人、31人が手書きでメッセージとサインを書いていました。
その一部を見て行きましょう。



 
向かって左から、楽天イーグルスの星野仙一監督、前監督で名誉監督の野村克也さん、
仙台出身の元シアトル・マリナーズ投手、佐々木主浩さん。



 
プロバスケットチーム、仙台89ERSのヘッドコーチ、ロバートピアスさん、
サッカーJ1、ベガルタ仙台の手倉森誠監督、
青葉城恋唄が大ヒットしたシンガーソングライターの、さとう宗幸さんはベガルタの後援会長を務めています。
また、1995年に放送開始した地元ローカル番組「OH!バンデス」のMCを現在も続けていて、
「宗さん」の愛称で親しまれています。



 
タレントの、みのもんたさんは父親が宮城県出身だそうです。
多賀城市出身の山寺宏一さんは、声優のみならず、マルチタレントとしても活躍しています。
フリーアナウンサーの生島ヒロシさんは気仙沼市出身です。



 
栗原市出身、THE虎舞竜のリーダー、高橋ジョージさん、
ハウンドドッグのボーカル、大友康平さんは塩竃生まれで埼玉育ち、東北学院大学入学で再び宮城へ。
オペラ歌手の森公美子さんは、仙台の老舗ホテルの娘さんです。
皆さん最近は歌よりもバラエティ番組でのイメージが強いですね。



 
漫才コンビのサンドウィッチマン、伊達みきおさんは伊達政宗公の遠い子孫だとか。
同じくサンドウィッチマンの富澤たけしさん、ふたりは仙台商業高校卒です。
お笑い芸人、狩野英孝さんの実家は、栗原市の1500年続いているという神社です。



 
ロンドンオリンピックの銀メダリスト、卓球の福原愛さんは仙台出身、
トリノオリンピックの金メダリスト、フィギュアスケートの荒川静香さんは1歳から高校卒業まで仙台で過ごし、
今でも、ご両親は利府町在住です。元宝塚の女優、涼風真世さんは石巻市出身です。



 
人気脚本家の宮藤官九郎さんは栗原市出身、
東北大学入学時から仙台在住の人気作家、伊坂幸太郎さんの小説は仙台が舞台のものも多いですね。
マジシャンのマギー審司さんは気仙沼市出身です。



 
この他にも、村井宮城県知事や奥山仙台市長をはじめ、俳優の中村雅俊さん、林隆三さん、
歌手のみなみらんぼうさん、残間里江子さん等々、多くの有名人のサインとメッセージが並んでいて、
ついつい行灯ばかり見て歩いてしまいますが、上を向くと青いLEDの天の川が綺麗でした。



 
七夕祭りは、本来は夜の祭りなので、夕涼みを兼ねて夜の街を歩き、
夏のイルミネーションを楽しむのも良いものですね。








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