仙台・話題の現場
 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。

REPORT 198
仙台放送の電波塔がリニューアル
撮影2012年7月上旬
 
仙台市中心部のすぐ近くにあり、市街地を見渡す大年寺山には、3本の地デジ用アンテナが立っています。
その中の1本、仙台放送の電波塔がリニューアルされたというので見てきました。



 
以前は、ごく平凡な白と赤のストライプに塗られていましたが、
今回のリニューアルで四方の柱が赤、中心部が青みがかった白の大胆な柄に塗り直されました。
以前の写真はこちら
大年寺山〜八木山のテレビ塔



 
仙台放送によると、震災の鎮魂と復興に向けた決意を込めて「希望のともしび」というコンセプトで
新しく塗り替えたそうです。7月16日まで、愛称を募集しているということなので、
興味のある方は応募してみてはいかがでしょうか。

(7月20日追記)
鉄塔の愛称が「仙台スカイキャンドル」に決定しました。仙台放送のホームページによると、
愛称決定の理由について「スカイは明るい空を連想させ、前向きのイメージがあり、キャンドルはろうそくの炎の
ゆらぎのように、いやしを与え人を和ませる。希望のともしびというコンセプトとの相性も良い上に、
未来に向けた力強さを感じる。」ということだそうです。



 
以前は、この塔の隣に仙台放送の本社もありましたが、現在は愛宕上杉通へと移転、
この電波塔だけが「仙台放送、大年寺山送信所」として残されています。



 
仙台放送社屋跡は、老人ホームになっていました。
上の階からは仙台市の中心部が見渡せる絶景が望めることでしょう。



 
そのすぐ隣には、NHK、東北放送、東日本放送の共同電波塔が立っています。
地デジ化をきっかけに建設された一番新しい塔です。
こちらはグレーがかった白色で、クールな雰囲気ですが、特にライトアップされていません。
東北放送は社屋のある八木山にも古い電波塔を所有しています。



 
更に東側へと行くと、ミヤギテレビの電波塔があります。
震災で被害があったのか、補修工事が行われているようでした。この塔のライトアップは、
翌日の天気によって色が変わることで有名ですが、現在は、それも中止されています。



 
よく見ると、一番てっぺんの部分が、若干曲がっているように見えますが、気のせいでしょうか?
震災で、東京タワーの一番上が曲がりましたが、この塔の一番上も曲がってしまったのかもしれませんね。



 
3本の電波塔が立ち並ぶ風景は、新幹線で東京方面から来るときに目立つので、
「仙台に帰ってきた」と実感する人も多いとか。仙台市都市景観大賞も受賞し、
仙台を代表する景観のひとつになっています。



 
さて、夜になりました。仙台放送の電波塔はライトアップも新しくなったということなので、見てみましょう。
今回のリニューアルで、すべてLEDに替えられ、消費電力が大幅に削減されたそうです。
塔を見ていると、ゆっくりと色が変わって行きます。写真はグリーンです。



 
徐々に青みを帯びてきて、シアンになりました。



 
更に青みが強くなり、ブルーへと変わりました。



 
今度は赤みが出てきてパープルからピンクへ。



 
黄色味がかってきてオレンジからイエローへと変化してきました。
周りの柱の色は変わっても、中心部に真っ直ぐ伸びる部分はブルーのまま変わりません。
それがコントラストになって綺麗ですね。仙台放送は今年で開局50周年で、
この電波塔も開局と同時に建設されたものだそうですが、LEDでライトアップされた姿は、
築50年という古さを全く感じさせません。



 
徐々に白色系になり、再びグリーンへと変化して行きます。約3分間で一回りするそうです。
この日は昼間は晴れていましたが、夜に霧が出てきたため、上の方は霞んで見えませんでしたが、
霧に光が反射して幻想的な雰囲気でした。



 
仙台の代表的な景観が、更に魅力的になりました。ミヤギテレビの鉄塔のライトアップ復活と共に、
NHK、TBC、KHB3社合同の鉄塔もライトアップしてもらえれば最高なのですが。








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