仙台・話題の現場
 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。

REPORT 199
H&M進出と、幻の「さくら野百貨店再開発計画」
撮影2012年7月中旬
 
仙台駅前のデパート「さくら野百貨店」に、ファストファッション業界で売り上げ世界一の「H&M」が
東北初出店することが発表されました。国内では、首都圏、阪神圏、福岡、名古屋に次ぐ出店です。



 
さくら野百貨店の2階フロアの大部分を占めるそうで、11月のオープンに向けて改装工事中です。
仙台に大型店を出店することを発表したイケアもスウェーデンの企業ですが、
最近はスウェーデンの企業が人気ですね。



 
さくら野百貨店の斜め向かいのアエルには、日本のファストファッション「ユニクロ」が出店しています。
ユニクロは、更に超大型店の出店を計画しているとのことで、ライバル同士の戦いが繰り広げられそうですが、
消費者にとっては、選択肢が増えるので良いことですね。



 
数年前、さくら野百貨店の土地の一部を東急不動産が買い取り、再開発をするという計画が報道されました。



 
この再開発計画は、政岡通りを挟んだ北側の、ハピナ名掛丁のアーケード街のところまで土地を買い上げて、
一帯を再開発するという超巨大なものでした。ちょうど、仙台の土地価格が急上昇し、
ミニバブル化していた頃のことで、ジャンジャン横丁も、その計画の一環で東急不動産に買われました。



 
しかし、その後、リーマンショックで景気が悪化し計画は頓挫、東急不動産は当面は再開発しないと発表し
ジャンジャン横丁跡地には、2階建ての新しいテナントビルが建てられました。景気回復後の再開発を睨んでの
暫定的なものですが、さくら野百貨店に対して10年間は建て替えしないと通達したという報道もあり、
しばらくは大きな動きはなさそうです。



 
そんな中、ハピナ名掛丁の朝日屋ビルの取り壊しが始まりました。
ここも、すでに東急不動産が買い取っていたもので、もともと取り壊すことが決まっていたそうですが、
震災で被害が出たのかもしれません。再開発の計画自体が止まっているので、跡地の利用法が気になりますね。



 
ジャンジャン横丁と同じように暫定的なものでも建てて、空き地のままの放置状態は避けて欲しいものです。



 
アーケード側から見てみました。こちら側は、工事用シートに覆われてなく、ビルの外観が見える状態でした。
写真右奥のドコモショップが入居している仙台東洋ビルも、東急不動産が所有していますが、
耐震工事を行ったばかりなので、このビルはこのまま使用を続けるみたいです。



 
結局、東急不動産が買い上げたのは(私が知る限り)ジャンジャン横丁、朝日屋、東洋ビルの3軒のみで、
ハピナ名掛丁の土地を買い占めるのは、地権者も多く、簡単には行かなかったようです。
当分の間、現行の建物で営業を続ける「さくら野百貨店」は、改装を繰り返し、話題のショップを誘致するなど
魅力を増してきていますが、H&Mの出店で、更に集客力が高まりそうですね。
そして、将来、この場所がどうなっているのかも気になります。








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