仙台・話題の現場 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。 |
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今回は夜の街、国分町を見てきました。 江戸時代は、仙台の中心として、大きな商店が軒を連ねていましたが、 商業の中心は一番町や中央通、仙台駅前へと移り、 現在は、多くの飲食店や風俗店が密集する東北一の歓楽街になっています。 最盛期には3000軒以上あった店舗も、近年の長引く不況で減少傾向でしたが、 電柱の地中化やシンボルゲートの設置、元鍛冶丁公園の再整備など、 イメージアップで客足を戻そうという計画を実施していました。 そんな中、東日本大震災が起きてしまいました。各地で大きな被害をもたらした大災害でしたが、 国分町にとっては、復興特需という好景気が訪れることになりました。 大きな被害が、ほとんどなかった仙台市中心部は、各地で復旧関連工事に携わる人々の拠点となり、 沿岸部からは避難してきた人々が集まってきました。仙台市の人口は過去最高の105万人を越えましたが、 住民票を移していない短期滞在の人数を加えれば、更に多くの人々が仙台に移住していることになり、 大きな経済効果を生みだしています。 夜の街、国分町の昼は、通行人が少なめですが、夕方頃から訪れる人が増えて活気が出てきます。 被害が少なかった国分町ですが、一部の古い建物は壁面にヒビが入ったりしたため、 震災から一年以上経過した現在でも、補修工事が行われているビルがありました。 国分町通り沿いの立体駐車場、千松島パーキングは、古い建物で被害が大きかったのか、 解体されて新しい5階建のパーキングビルに建て替えられていました。 国分町にとって、震災はプラスの面が多かったようですが、復興特需と言われるように 復旧復興が進めば、工事関係者は去り、避難者は帰って行き、特需は終わってしまうわけで、 復興特需に頼らない、継続的な景気維持策を今から考えて行かなくてはならないでしょう。 |
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