仙台・話題の現場
 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。

REPORT 164
2011・仙台七夕まつり、その2
撮影2011年8月6日
 
今回は一番町と定禅寺通を見て行きます。



 
中央通アーケードとの交差点から「サンモール一番町」を南へと進んでいきます。



 
青葉通交差点を越えた先にも、他のアーケードと同じように豪華な飾りが並んでいます。



 
そのなかに、博多の方たちが作ってくれた七夕飾りが数本ありました。
他の飾りよりも小さめですが、吹き流しが復興への思いを込めた千羽鶴で出来ていました。



 
サンモールのアーケードの中には、各地から送られた折り鶴が飾られたブースがありました。
その場で折り鶴を折ったり、短冊にメッセージを書いたりも出来るようでした。



 
感謝と祈りを込めた折り鶴と、願いが書かれた短冊が数えきれないほど、たくさん寄せられたようですね。



 
さて、再び中央通アーケードとの交差点に戻って来ました。ここに飾られている大きな吹き流しは、
仙台市内の小中学校の生徒、約8万人が折った折り鶴で作られたものだそうです。



 
ここから今度は「ぶらんどーむ一番町」を北へと向かいます。



 
このあたりはアーケードの天井が高く、広々とした雰囲気ですが、
そのなかを多くの見物客が歩いていて、人とぶつからなように歩くのが困難なほどでした。



 
お馴染みの仕掛けものも、今年は津波被害の大きかった市町村のキャラクターが登場していました。



 
広瀬通交差点を越えると、一番町四丁目商店街です。
ここのアーケードは、道路全体を覆うのではなく、両側の店の軒先を覆うタイプのものなので、
通りの中央は青空の下での七夕飾りが楽しめます。



 
仙台の七夕は、昔ながらの和紙を使用しているので、アーケードがない場所の飾りは
雨が降ると透明なビニール袋でスッポリと覆われてしまいますが、
伝統を重視してセロファンやビニールなどの素材を使わずに和紙を使用し続けています。



 
伝統重視という意味で、吹き流しと短冊に加えて、紙の衣、きんちゃく、屑かご、投網も飾られています。



 
道路両脇のアーケード部分には、沖縄の方たちが作ってくれた吹き流しが飾られていました。
また、グーグルが被災地復興支援のために始めたプロジェクト「仙台営業中!」のフラッグも並んでいます。



 
くす玉の下に「復幸東北、絆」と書かれた七夕の吹き流しには、
子供たちが書いたメッセージが貼られていました。



 



 
一番町の北端まで来ました。今年の七夕は3日間で203万人が訪れたそうです。
去年の235万人には及ばなかったものの、予想の175万人を大きく越えて、
ほぼ平年並みの人出になりました。



 
一番町の北側にある定禅寺通は、道路がケヤキ並木に覆われていて、
杜の都を代表する道路のひとつですが、中央緑地帯の遊歩道が「祈りの広場」になっていました。



 
ここには、全国各地、世界各国から送られてきた応援の吹き流しや短冊、千羽鶴などが飾られています。



 
短冊には、子供たちがメッセージを書いたと思われるものも、たくさんありました。



 
千羽鶴は、アメリカやチェコなどからも送られて来ていました。



 
千羽鶴が七夕の吹き流しのように見えますね。



 
応援メッセージのほか、七夕を盛り上げようと、徳島の阿波踊りや、博多どんたく、
京都の祇園祭など、全国の有名な祭りが来てくれました。定禅寺通の一画には、
祇園祭に使われる山鉾が展示されていました。京都祇園祭が京都を出るのは異例の事だとか。



 
今回、仙台に来た山鉾は古い時代の形を残しているタイプのものだそうですが、
そもそも、祇園祭は平安時代に貞観地震などの災疫を鎮めるために行われたのが始まりということで、
貞観地震の再来と言われる東日本大震災の余震も鎮まって欲しいものです。



 
多くの人たちの応援や支援があって、七夕まつりも大盛況のうちに幕を閉じることが出来ました。
感謝の気持ちを忘れずに、更なる復興に向けて進んで行きたいですね。








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