仙台・話題の現場 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。 |
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仙台駅前のホテル「サンルート仙台」が閉館することが決定しました。 震災の前から、老朽化のために閉館が検討されていたそうですが、 震災で設備等に被害が出たため、震災後に営業休止したまま、閉館することになりました。 ホテルサンルート仙台は、1974年の開業だそうで、37年間、駅前で営業を続けていた老舗ホテルが、 またひとつ無くなってしまうことになります。 河北新報によると、建物を所有する地元企業の「菊重」は、「今後のことは未定だが、 有効な土地活用を図り、復興にも寄与したい」と話しているそうです。 ホテルサンルートのすぐ西側にある「仙台国際ホテル」も、レストランなどは営業していますが、 設備が被害を被ったということで、宿泊は出来ない状態です。 5月中旬頃をめどに、宿泊施設の営業再開を目指しているそうです。 東二番丁と定禅寺通との交差点にある「ホテルコムズ仙台」は、全面的な営業休止状態が続いています。 以前は「三井アーバンホテル」として営業していた建物で、開業以来30年が経っているため、 被害が大きかったのかもしれません。 今も外壁はタイルが大きく剥がれ落ちたままになっていて、窓ガラスは黒い布で覆われていました。 現在は施設の点検整備中で、安全確認後、営業を再開する予定だそうですが、 今のところ具体的な再開時期は未定のようです。 ホテルコムズの東側には、「ホテル仙台プラザ」がありますが、 こちらは、大震災の直前に閉館を発表、3月末までは営業する予定でしたが、 震災の影響で終了予定を前倒しして、13日に営業を終了しました。 この建物も、築30年以上を経過しており、震災で外壁には多くの亀裂が入ってしまいました。 もともとは建物を建て替える計画でしたが、リーマンショック後に中止になっていました。 今後の利用法は不明ですが、大規模な補修や建て替えが必要なのは間違いないのではないでしょうか。 一方、青葉通の「仙台エクセルホテル東急」は、去年の年末に閉館して半年近くが経っていますが、 建物を所有する日本生命が、被災者の第二次避難所としての利用を県に打診してきたそうです。 電気や水道、ガスは利用可能で、入浴もできるそうなので、震災による被害は小さかったみたいですね。 避難所生活の長期化が懸念される中、同じ体育館やホールを避難所として使い続けることも難しく、 県も前向きに検討しているそうで、避難者の多い石巻市から住民が移動してくる予定だとか。 撮影した5月上旬の時点では、まだホテルは閉鎖されたままでした。 東京でも、閉館した赤坂プリンスホテルを被災者の一時的な避難所として利用していますが、 ホテル競争の激化で閉館したホテルを、被災者のために有効利用するのは非常に良いアイディアですね。 |
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