仙台・話題の現場 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。 |
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仙台城址の震災被害の状況を見てきました。 仙台城入口の大手門隅櫓は、一見変わりないように見えます。 しかし、右側のほうに青いシートが見えました。 隅櫓の右側にある石垣と漆喰の白壁がシートで覆われています。 崩れて危険な状態なのでしょうか。 大手門から天守台へと昇る道路は完全に封鎖されていましたが、 隅櫓の横は、徒歩で入って行けるようなので、ちょっとだけ入ってみました。 表側からは変わりないように見えた隅櫓でしたが、裏側の庇が落ちてしまっていました。 修復可能な程度の損壊のようですが、戦後の再建とはいえ、ちょっと残念です。 この先は、石垣が崩れそうな危険な状態だということで、通行止になっているので 一旦戻って、東北大学青葉山キャンパスのほうに迂回して、天守台へと向かいます。 東北大学青葉山キャンパスのほうを通れば、自動車でも天守台へと行けました。 天守台には、資料展示館があります。外側は補修工事中でしたが、内部は営業をしていました。 隣の護国神社は大きな被害を受けていないようで、以前と変わらない様子でした。 仙台城観光の目玉とも言える、本丸跡の展望台へ行ってみましょう。 普段は多くの観光客でにぎわう展望台ですが、ほとんど人がいませんね。 ふと違和感を感じて横を見ると、昭忠碑の上の金鵄と呼ばれる大きな鳶の像が落ちていました。 明治時代に作られた、青銅製の大きく羽を広げた勇壮な姿の像でしたが、跡かたもなくなっていました。 碑の下でブルーシートに覆われているのが、落下した金鵄の像のようです。 どのくらい破損しているのでしょうか。 地面に、羽の一部と思われる破片が落ちていました。これを見ると、損傷が激しそうですが、 ちゃんと元通りに修復して欲しいですね。 昭忠碑の前方にある、伊達政宗公騎馬像は無事でした。 仙台のシンボルとも言える像ですから、台座部分と共に無傷のようで安心しました。 しかし、騎馬像前には、柵があって崖のほうに行けないようになっていました。 「崖崩れ発生、立ち入り禁止」の張り紙がされていました。 柵越しから見た限りでは、崩れている箇所や地割れなどは確認できませんでした。 北側の石垣上にも、立ち入り禁止の柵が伸びていました。石垣が、どうなっているのか下りて行ってみましょう。 途中にある大きな鳥居は無事のようです。 本丸の石垣です。この石垣は修繕工事されたばかりなので、特に問題は無いようです。 しかし、本丸入口から先の部分は石垣が崩れていて、道路の片側を塞いでいました。 本丸の石垣下の灯篭も一基が崩れ落ち、もう一基は台座から斜めにずれていました。 ここから下へは歩いて行けるようだったので、途中の石垣のところまで行ってみました。 大手門へ下りる途中の石垣も被災したようで、上にブルーシートが被せられていました。 虎ノ門跡の石垣は、一部が大きく動いていて危険な状態でした。 現在の仙台城は、本丸天守台へ登る道路が危険な箇所が多くて、観光客が訪れることは難しいようでした。 津波被害を受けた沿岸部をはじめ、優先的に復旧しなければならない地域が多いので、 仙台城の修復工事が完了するのには時間がかかるかもしれません。 一日でも早く、再び観光客で賑わう仙台城址になって欲しいですね。 |
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