仙台・話題の現場
 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。

REPORT 399
仙台大観音の今
撮影2017年7月下旬
 
久しぶりに泉区南中山の仙台大観音に行ってみたら、
大観音の前が網状のブルーシートで囲まれていて驚きました。


 
大観音の前にあった「仙台大観音プラザハウス」が解体されてなくなっていました。
どうやら1年ほど前に解体されたようです。



 
プラザハウスの駐車場だった場所から中へ入ってみると、
金網で囲まれていて、大観音のほうへは行けないようになっていました。



 
この場所には、高低差のある地形を利用して建設された2階建てのプラザハウスがありました。
大観音が完成した当時は、多くの団体客が観光バスで訪れ、その受け入れ施設として
レストランや土産物屋、ペットショップやガーデニングショップなどが入居していました。



 
その後、震災前から団体客が減り、ペットショップやガーデニングショップが
近くの場所に移転してからは、とても寂れた状態になっていました。
ほとんど利用者がいない施設だったので解体されたのでしょうか。



 
しかし、この付近が寂れているわけではなく、大観音の隣接地には
「ファッションセンターしまむら」などが入居するショッピングセンターや、
その2倍以上もの広さがあるホームセンター「スーパービバホーム」などが進出、
数年前よりも、むしろ人出が多くなった印象です。



 
そんななか、観光客を見込んで建立された大観音だけが
観光客の減少で取り残されてしまったような雰囲気でした。



 
プラザハウスが解体されてから、大観音に行くのには
隣の「仙台ジョイテルホテル」のほうから廻って行きます。



 
駐車場も、こちらのほうにありました。



 
大観音の前は、ちょっとした広場になっていて夏祭りなども開催されていましたが、
今は入ることが出来ませんでした。



 
大観音の足元の方から広場とプラザハウス跡を見てみました。
観音様の目の前が1年間も、この状態なのは残念だなと思いました。



 
しかし、仙台大観音は以前と変わらない姿で立っています。



 
観音像にお参りするための鐘や賽銭箱も、ちゃんと設置されていました。



 
今回は時間が無くて入りませんでしたが、
昔のように観音像の中へ入って見学できるようになっているようです。



 
観光施設の色が濃いとはいえ、大観音は立派な宗教施設であり、
大観音の背後には観音像を所有する真言宗、大観密寺の本堂や鐘楼があります。
撮影している間にも観音像に手を合わせたり、本堂にお賽銭を上げたりする人が
パラパラながらも後をたちませんでした。建設当時は色々と物議を醸した大観音も
30年近くを経て、次第に地元に定着してきたのでしょうか。



 
解体されたプラザハウス跡地と広場が、今後どのように整備されるのか不明ですが、
ちゃんと整備すれば再び観光客を呼べるだけのポテンシャルは充分あると思うので
なるべく早く、観音様の目の前を綺麗にして欲しいものですね。








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