仙台・話題の現場 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。 |
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青葉区の西公園北端にあるSL広場の再整備工事が完了し、本格的に開放されたというので見てきました。 定禅寺通を西へ進むと、市民会館左側にSLが展示されているのが見えます。 国内に唯一現存しているC601というタイプのSLで、昭和44年に引退した車体を旧国鉄から無償貸与されたものです。 その後、雨ざらしの状態で展示保存されていましたが、塗装が剥げたり部品の一部が盗まれたりして 劣化が進んでいましたが、去年の春に修復工事と再塗装が行われ、新たに屋根も設置されて綺麗な状態に戻りました。 去年の3月に見た時は塗装されたばかりだったせいか、色が綺麗すぎる印象でしたが 1年半が経過して、いい感じに落ち着いた色合いになっていました。 以前は公園の片隅に置かれているという雰囲気でしたが、 SLを中心にした新しい円形のSL広場として再整備されました。 SLの周囲にレンガとタイルで円形が描かれていますが、 これは列車を回転させて方向を変える「転車台」を模したものだそうで、 細いタイルで2本のレールも描かれていました。 階段が設置されていて、運転台の内部へ入ることが出来ます。 説明板も新しくなっていて、看板に記載されているQコードをスマホ等で読み取ると、 現役時代のSLの昔の動画などが見られるそうです。 SLの北側には、今回あらたにガラス張りの展示物が設置されました。 この下を通っているレンガ下水道がガラス越しにのぞけるというものです。 手動で発電させると内部のライトが点灯して、レンガ下水道が見られるそうですが、 昼間は周囲の風景がガラスに反射して、ほとんど見えませんでした。 出来れば金網などのほうが見やすかったかなと思いました。 すぐ近くには、レンガ下水道に降りて行って内部を見学するための出入り口も建設されました。 ただし、見学には事前予約が必要だそうです。 説明文によると、明治33年に当時の最先端技術で整備されたレンガ造りの下水道で、 度重なる大地震にも被害を受けず、現在も雨水を広瀬川に流すために現役で利用されていることが評価されて、 平成22年に「仙台市煉瓦下水道」として土木学会選奨土木遺産に認定されたそうです。 SLの北側は自転車が無造作に置かれているような状態でしたが、 こちら側も円形に整備されてベンチも設置されました。 西側から見てみました。ベンチがSLの車輪を動か主連棒のようなデザインをしていますね。 SL円形広場の南側には、こけし塔が立っています。 定禅寺通の西端なので近所の人や市民会館に行く人以外は、あまり訪れることがない場所ですが、 円形広場としてリニューアルしたのを機に、多くの人に訪れて欲しいものですね。 |
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