仙台・話題の現場
 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。

REPORT 331
宮城野橋の架け替え工事と広瀬通の銀杏の伐採
撮影2016年3月上旬
 
宮城野橋(X橋)の架け替え工事の様子を見てきました。
宮城野橋の横に立つ高層ビル、アエルから見ると区画整備が終わった道路が一直線に東へと伸びていて、
残るは宮城野橋の西へ進む車線側の工事だけになりました。全線が開通すると仙台港近くの東部道路まで
一本で結ばれることになります。



 
宮城野橋は新幹線の高架と在来線の間を跨いで西側まで伸びてきていました。
今年中に橋は完成する予定です。



 
宮城野橋が完成すると広瀬通から駅東への移動が格段に便利になりますね。



 
その広瀬通では宮城野橋の完成に合わせて、ある変化が起ころうとしています。



 
広瀬通の中央分離帯を撤去して右折車線を増設する工事が今月から開始されます。



 
工事の告知板が出ていました。中央分離帯が無くなるということは当然、街路樹も伐採されてしまいます。
計画では銀杏14本を伐採するということなので、中央部分の銀杏並木は完全に無くなってしまうことになります。



 
仙台と言えばケヤキ並木が有名ですが、広瀬通には銀杏が植えられています。
この銀杏は昭和35年頃に植えられたものだそうで、樹齢60年を超えて立派な枝振りを見せています。



 
しかし、広瀬通が長距離バスの発着場として利用されていることもあり、渋滞が恒常化していました。



 
東京建物仙台ビルが建設された時に、バスの停車用にビルの前の車線を増設しましたが
渋滞の根本的な解決には至っていません。



 
渋滞緩和と宮城野橋へのスムーズな接続の為に中央分離帯を撤去して右折専用レーンを増やすとことになりました。
今回の工事区間は駅前通と愛宕上杉通の間の部分ですが、そこより西側の東二番丁までの区間には
中央分離帯がほとんど無い形になっているので、そこと同じような感じになるのでしょうか。



 
地下鉄工事に伴う青葉通のケヤキ並木の一部撤去の時のような大きな反対意見などあまり聞かれませんが
今回の銀杏並木の一部撤去も景観を考えると少々残念だなと思いました。新緑に包まれる前の
冬枯れ状態の時に伐採することで、少しでも景観の変化のインパクトを少なくしようということもあるのでしょうか。



 
当初の計画では宮城野橋から続く道路は、高架で愛宕上杉通交差点まで伸ばす予定だったので
そもそも、この区間の銀杏並木は完全に無くなる計画だったのかもしれません。
両側の銀杏並木は残るようなので殺風景にはならなそうですが、渋滞緩和と並木保存の両立は難しいですね。



 
最後に去年の暮れに撮影した、紅葉が最高だった時の写真を載せて銀杏に最後のお別れをしましょう。








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