仙台・話題の現場
 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。

REPORT 293
第3回・国連防災世界会議、仙台開催
撮影2015年3月14日
 
3月14日から18日の5日間、仙台で第3回・国連防災世界会議が開催されています。
外務省のホームページによると、「全世界の災害による被害の軽減を目指す21世紀の新しい防災指針を策定」
するための国連主催の会議だそうで、第1回は1994年に横浜で、第2回は2005年に神戸で開催されました。
今回、東日本大震災の被災地の仙台で開催することで、被災と復興の状況を世界に発信して、
その経験を今後の防災に生かして国際貢献に役立てる機会にするそうです。
本体会議場として仙台国際センターと、この会議に合わせて完成したばかりの展示棟が使用されました。



 
テロの懸念が高まっていることもあり、関係者以外は建物に近づけませんでしたが、
国連の旗を中心に、日の丸と仙台市の旗の3本が掲揚されているのが見えました。



 
隣接する地下鉄東西線の国際センター駅は開業前ですが、仙台コミュニティサイクルのポートが
臨時に設けられていて、本会議場と市内各所の移動がしやすく配慮されていました。



 
国際センター展示棟の道路を挟んだ西側には、新しく階段が設けられました。



 
扇坂という仙台城二の丸へと続く坂でしたが、旧日本陸軍の第2師団が置かれた際、塞がれてしまいました。
今回、会議が開催されるのと同時に新しい階段として再び開通したので、真新しい階段をのぼってみましょう。



 
もともとは仙台城に仕える武士たちの日常的な登城口だったということで、比較的緩めな傾斜になっています。



 
階段をのぼって上から国際センターの会議場を眺めると、至る所に警備の人が立っているのが見えました。
今回の会議は、世界186の国と地域から約4万人の関係者が訪れるそうで、日本国内で開催された世界会議では
過去最大の規模だとか。警備も厳重になるわけですね。



 
階段をのぼった先は仙台城の二の丸跡で、現在は大きな公園になっています。



 
その公園には東北大学の川内萩ホールがあり、今回の会議のパブリックフォーラムの会場のひとつになっています。



 
この日、撮影している間にも、多くの外国の方たちが新しい階段を利用して行き来していました。



 
一般の市民も参加可能なパブリックフォーラムは市内各所で開催されていて、川内萩ホール以外にも
市民会館やアエル、夢メッセやシルバーセンター等々、多くの公共施設が利用されています。
せんだいメディアテークも、そのひとつで、多くの展示企画が行われています。



 
1階では被災地の被害状況や復興の経緯などが分かり易く展示されていて、多くの人が訪れていました。



 
会議期間中の土日には、勾当台公園で「せんだい防災ひろば」というイベントが開催され、
消防車両の展示や消防音楽隊の演奏などが行われていました。



 
公園の前には、はしご車が展示されていて、はしごの上に子供たちを乗せて上まで上げていました。



 
市役所前の道路では、自衛隊の特殊車両も展示されていました。
今回の会議をきっかけに世界に向けて仙台の知名度を上げて、
今後も数多くの世界会議を誘致出来るようになって欲しいですね。








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