仙台・話題の現場 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。 |
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仙台市内で初となる(民間企業以外)津波避難タワーが完成したというので見てきました。 場所は仙台東部道路・仙台港ICに繋がる道路の一本南側の道路で、 産業道路から東へ向かった場所の、市バス白鳥2丁目東のバス停そばです。 施設は完成しましたが、まだ建築計画のお知らせの看板が立っていました。 この付近は蒲生字耳取という住所でしたが、区画整理のために中野5丁目という新しい住所に変更されました。 建築計画のお知らせでは、最高高さ約12m、地上2階建てとなっていましたが、 見た目的には3階建てと言ったほうが、しっくりきますね。避難スペースは約6m以上の高さだそうです。 上へと昇るスロープが斜めに伸びていて、遠くから見ると立体駐車場と間違えそうな雰囲気です。 建物の後方には階段も設置されおり、健康な人はこちらを利用した方が早く昇れそうです。 道路側から撮影。 基本的に鉄骨のみの構造ですが、2階部分(見た目的には3階)には屋内スペースも作られています。 寒さ対策のための屋内スペースにはトイレを設置、300人が24時間避難できる分の食糧や毛布、 防災無線も用意しています。 屋上には、太陽光発電のパネルも設置されていました。 出入り口は通常は閉鎖されています。今後、付近住民のための避難訓練なども行う予定だそうですが、 非常時にはトラブルなく、迅速に開くように願いたいものですね。 建設費の約2億3千万円は全額国費で、仙台市内に同様の津波避難タワーを計6か所建設、 最終的には市内13か所に津波避難施設の建設を計画しているそうです。 津波避難タワーの前の道路は仙台港と仙台市内を結ぶ道路で、 付近には工場や物流倉庫が多く、大型トラックが絶えず行き来しています。 道路を挟んだ南側は白鳥地区の住宅街になっていて、311の津波では流された建物はなかったものの、 ほとんどの住宅で床上浸水の被害が出たそうです。 沿岸部の津波避難施設は早急に整備してほしいですが、 この施設が利用されることのないよう祈りたいものですね。 |
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