仙台・話題の現場 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。 |
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今回は、8月下旬から11月上旬に渡って行われた、宮城野橋(通称X橋)の レンガ造りのアーチ橋を撤去する工事の様子をお伝えします。 7月に、JRの線路を跨ぐ鉄橋が撤去され、鉄橋と道路を繋ぐ部分に作られたレンガ製のアーチ橋だけが しばらくの間、残っていましたが、8月下旬になってようやくアーチ橋の撤去工事が始まりました。 アーチ橋は道路を跨いでトンネルのような状態になっているので、 そこを通る自動車や歩行者の為に西側に迂回路が設けられました。 迂回路の供用開始と同時に、アーチ橋の下をくぐる道路が閉鎖されました。 まさに閉鎖されたトンネルのようですね。レトロ感が漂うアーチ橋も、これで見納めです。 新しく設けられた迂回路の上には、約1年前に完成した新しい宮城野橋が通っています。 9月下旬になると、アーチ橋の周りをグルっと囲むように足場が組まれました。 壊しやすくするためでしょうか、橋のあちこちに丸い穴をあけてから取り壊し作業が始まりました。 取り壊しは、10月に入ってから工事が本格化しました。 重機が導入されて、アーチ部分が崩れ去りました。 重機の足元を見ると、レンガが張られた破片が見えますね。 作業が本格化してから約2週間後、アーチの片側が無くなりましたが、 全て撤去するのは意外に時間がかかるようです。 取り壊された破片は、迂回路を挟んだ西側に移動されていました。 ここで更に粉々に砕かれてから、トラックで運び出されます。 10月の最終日、ついにアーチ橋がなくなりました。 最後に残った土台部分の横を、JRの電車が走り抜けて行きます。 2年後には、この線路の上に新しい宮城野橋の西行き車線が架けられて、 宮城野橋架け替え工事が完了する予定です。 西側に集められていたアーチ橋の破片も、だいぶ少なくなって来ましたね。 11月の青空の下、長い間、市民に親しまれてきたX橋の面影は完全に消え去り、 新しい宮城野橋の建設工事が始まるのを待つばかりとなりました。 |
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