仙台・話題の現場を見に行こう!
 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。

REPORT.64
中心部の横丁再開発
撮影2009年4月上旬
 
仙台市中心部には、メインストリートのアーケード街と交差するように、
多くの横丁があり、それぞれの魅力で市民に親しまれてきました。
そんな昔ながらの横丁にも、時代の変化の波が押し寄せてきました。
今回は、そのなかでも特に変化が目立った横丁を見てきました。
最初は、仙台駅前のハピナ名掛丁にある「ジャンジャン横丁」です。
正確には、あった、と言うべきでしょうか。



 
「ジャンジャン横丁」は、名掛丁アーケード街と「さくら野百貨店」裏の政岡通を結ぶ横丁で、
去年、南側半分が取り壊され通り抜け出来なくなっていましたが、
今回、アーケード側の残り半分を取り壊していました。



 
アーケード側には、洋菓子屋やカメラ屋がありましたが、すっかり取り壊されていました。
今や全国に出店している「めしの半田屋」の一号店もあり、食事時には、多くの人が
行き交っていましたが、その面影もなくなっていました。



 
反対側から見てみました。奥のビルは広瀬通に建設中の「仙台中央広瀬通りビル(仮)」です。
ジャンジャン横丁跡がどうなるのか、まだ計画の概要などは発表されていません。
最近、中心部では景気悪化のため、空地のまま塩漬けになっている土地が多くありますが、
アーケードに面している一等地なだけに、塩漬けだけは避けてほしいものですね。



 
こちらは、一番町の三越向かい側、「東一連鎖街」跡地に建設中の「東一センタービル」(仮)です。
一番町の商店街と国分町の歓楽街を結ぶ横丁だった場所で、去年から建設が本格化しました。



 
ここも、以前の面影は全くなくなってしまいました。
工事用シートに覆われていて詳細は不明ですが、外観はだいぶ組みあがっていました。



 
反対側から見てみました。
今年の末に完成予定だそうで、物販や飲食系のテナントが入居するそうです。



 
一方、過去何度も再開発計画が出ては消えた、サンモール一番町の「壱弐参(いろは)横丁」です。
いろいろと紆余曲折がありながらも、現在まで昔のままの横丁が残っています。



 
隣接地は、大手不動産の東京建物が買い取り、横丁との一体開発を目指しましたが、
横丁組合員の意見が一致しないまま景気が悪化、その後、何の音沙汰もなくなってしまいました。
東京建物は、現在、広瀬通に大規模なオフィスビル「仙台中央広瀬通ビル(仮)」を建設中です。
(上から4枚目の写真参照)空室率が悪化するなか、そちらのほうに力を注いでいるのでしょうか。



 
幸か不幸か、名物横丁が残され、最近も新しい店がオープンしたりしています。
老朽化という問題があり、いずれは何らかの形で新しくならざるを得ないのでしょうが、
新しくなる時は、横丁時代と同じように市民に愛されるものになって欲しいですね。








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