仙台・話題の現場を見に行こう!
 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。

REPORT.55
仙台駅前・中央南地区
撮影2009年2月上旬
 
仙台駅前「中央南地区」の大規模再開発が、遅れそうな状況になってきました。
土地所有者のひとりで、この場所に進出を計画していた西武百貨店が、
昨年末、景気悪化で進出を断念、所有している土地も売却することを発表しました。



 
西武は過去3回も進出を延期、そのため西武に変わる百貨店として大丸が名乗りを上げ、
進出意思は変わらないという西武との間で争奪戦の様相を呈していました。
今回の西武進出中止で、大丸に決定するかと思われた矢先、
今度は大丸が仙台への進出を見送ることを発表しました。



 
大丸は、浜松への出店計画も中止しており、百貨店業界の急速な経営悪化が
原因といわれていましたが、仙台に関しては一部地権者が再開発計画から脱退して
規模が縮小したことも要因のひとつだったそうです。



 
仙台駅前では、地下鉄東西線の工事が着々と進んでいます。
再開発も地下鉄開業に合わせる予定でしたが、核となる店舗が未定のままでは、
計画を進められません。更にタイミングが悪いことに、仙台市では現在、
建物の高さやデザインの規制を強化する「景観保護条例」の制定を進めています。



 
「中央南地区」では百貨店と共に36階前後のオフィスビル建設も計画していたため、
条例が制定されれば、この計画も見直さなければならなくなる可能性があり、
ますます計画が遅れそうな状況です。中央南地区の西側では、37階建ての
「トラストタワー」が、一足早く姿を表してきていて、いまだに一部が駐車場のままの
中央南地区とは対照的です。



 
出口の見えない世界経済の悪化で、このままの状態が続くことも予想されます。



 
面積、約1万5600平方メートルの広さを持つ、仙台駅前の一等地であり、
顔ともいうべき場所なので、ぜひとも有意義な開発を行って欲しいものです。








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