仙台・話題の現場
 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。

REPORT 237
七北田公園にムーミン遊具が設置された「キートス広場」が完成
撮影2013年7月中旬
 
東日本大震災の復興支援として被災地の子供たちに楽しんで欲しいと、フィンランドから寄贈された遊具が、
泉区の七北田公園に設置されたということで見てきました。遊具は、フィンランドの作家、トーベ・ヤンソンが
生み出した人気キャラクターのムーミンが描かれているそうです。



 
七北田公園は、地下鉄の泉中央駅から歩いて数分の場所にある、広さ約22haの広々とした公園で、
公園の東側には、Jリーグ「ベガルタ仙台」のホーム、ユアテックスタジアム仙台があります。
今回、遊具が設置された場所は、スタジアムとは反対側の西側なので、右手に向かって行ってみましょう。



 
この日は、あいにくの曇り空でしたが、歩き始めて間もなく、雨が降り出してきました。
公園で遊んでいた親子連れが帰って行く中、ムーミンの遊具を目指して歩いて行きます。



 
しばらく行くと、広々とした芝生の中に大きな遊具が見えてきましたが、
これは元々、公園に設置されているものです。



 
ムーミンの遊具が設置されたのは、そのすぐ隣の木々が茂っている場所でした。



 
「キートス広場」と名付けられた広場には、ムーミンの遊具、17点が設置されましたが、
この場所を選んだのは、森と湖の国、フィンランドのイメージに合った場所だからだそうです。
ちなみに、キートスとはフィンランド語で、ありがとうの意味だとか。



 
フィンランドから寄贈されたムーミン遊具を見て行きましょう。
最初は、グリーンの板を2枚合わせたテントのような形の遊具です。
上に昇って滑り台のように遊んだり中に隠れたりと、子供たちの自由な発想で遊べる遊具ですね。
遊具には、ムーミン谷の住人、スナフキンが描かれています。



 
設置された遊具で一番多いのが、スプリングでビヨンビヨンと動く乗り物です。
ここには、ムーミンママとスナフキンがいました。スナフキンは日本のアニメでは
ギターやハーモニカを演奏していましたが、原作ではアコーディオンを持っているのでしょうか。



 
2人乗りバージョンには、ちょっと生意気な女の子、ミイが乗っていました。
急な雨で誰もいなくなり、ひとつひとつの遊具を、ゆっくり撮影出来たのは良かったですが、
せっかく遊んでいた多くの親子にとっては、ちょっと残念な天気になってしまいましたね。


 
スプリングの乗り物は、他にムーミン、ムーミンの女友達ノンノン(フローレン)、
ミイのお姉さんミムラの3台がありました。右奥の低い台のようなものは砂場です。



 
シーソーには、ムーミンとノンノン(フローレン)が向き合っています。



 
広場には、滑り台が3台設置されていました。はしごが木製なのが北欧っぽいですね。



 
こちらは、はしごと滑る部分がL字型になっている、ちょっと大きなタイプです。



 
そして、広場に設置された遊具の中で一番大きいのが、この滑り台です。上には屋根が付いていて、
2階建ての小屋のようになっており、1階部分はベンチがあって座れるようになっていました。



 
滑り台とともに公園遊具の定番といえば、ブランコですが、ミイが描かれたブランコが3台設置されていました。



 
板を登ったりして遊ぶクライミングウォールには、ムーミンたちとニョロニョロが描かれています。



 
ムーミン谷の化け物、モランが描かれた大きなものもありました。高さ2m位はありそうです。



 
ちなみに反対側は、こんな感じでロープが張ってあります。



 
ボートを模した遊具には、釣りを楽しむムーミンパパの姿が。
公式のムーミン遊具が、これだけの数そろっているのは日本では唯一ここだけだそうで、
多くの人に遊びに訪れて欲しいですね。



 
公園内の都市緑化ホールでは、キートス広場のオープンを記念して、
フィンランドフェスティバルが開催されていました。



 
仙台とフィンランドは以前から関係が深く、2005年に国際共同プロジェクト、仙台フィンランド健康福祉センターが
青葉区水の森に開設され、健康福祉や高齢者介護などの研究、機器開発を行っています。



 
会場では、フィンランドの文化紹介やムーミン切手などの関連商品の販売なども行っています。
また、フィンランドの森の家も再現されていました。



 
ムーミンは、日本で3回もテレビアニメ化されていて、知名度が高いキャラクターですが、
現代の子供たちよりも親の世代のほうに人気があるかもしれません。ムーミンの遊具がきっかけで、
子供たちにも人気が受け継がれていくと同時に、フィンランドとの友好も次の世代へと続いて行って欲しいですね。








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