仙台・話題の現場
 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。

REPORT 227
仙台コミュニティサイクルが運営開始
撮影2013年3月下旬
 
3月16日から、仙台コミュニティサイクル、DATE BIKE(ダテバイク)が始まりました。
仙台市中心部に12ヶ所あるサイクルポートのどこで借りて、どこで返却してもOKというシステムで、
3年前に社会実験が行われ、今回、運営主体としてNTTドコモが参加して本格的に運営を開始したものです。
利用するには登録が必要なので、早速、携帯から登録して借りてみました。



 
使用される自転車はヤマハの電動アシスト付き自転車で、基本プランは最初の1時間が100円、
以降、30分ごとに100円がかかりますが、最高でも1日1000円までとなっています。
会員登録にはクレジットカードと携帯が必要で、基本プランの支払いはクレジットカードのみです。



 
自転車には一台ごとにナンバーがついていて、携帯から各ポートに停めてある利用可能な自転車の
ナンバーがリアルタイムで確認できます。希望ポートとナンバーを指定して予約すると4ケタの暗証番号が
表示されるので、30分以内に指定したポートの自転車へと行きます。(30分過ぎると予約キャンセルになります)



 
電動アシスト自転車なので、ハンドルにはバッテリー残量やアシストの強さを表示するメーターが付いていますが、
その横に赤いボックスが付いています。そのパネルで開始ボタンを押して暗証番号を入力すれば解錠されて
使用を開始することができます。パネルには利用時間が1分単位で表示されます。利用後は鍵をかけて
終了ボタンを押せば返却、終了ボタンを押さずに鍵をかけただけなら一時駐輪できますが、
利用時間は経過して行きます。



 
携帯やクレジットカードがなくても、仙台駅前のヒューモスビル1階にあるサービスステーションに行けば
現金払いで利用できますが、その場合は1日利用の1000円プランのみとなるので、現金プランは
仙台市民の気軽な足というより観光客向けのものでしょうか。



 
ヒューモスビルのサービスステーションはビルの中にあり、係の人が常駐していますが、
自転車が置いてあるだけのサイクルポートが、ここ以外に11ヶ所あるので、自転車で周りながら見て行きましょう。



 
仙台駅前には、AERの北側にもサイクルポートがあります。
3年前の社会実験の時は、各ポートに管理の人が2、3人常駐していましたが、今回は基本的に無人です。



 
仙台駅前のホテルセントラル仙台前にもポートがありました。



 
愛宕上杉通のJR仙台病院前と東横インやアパホテルを繋ぐ歩道橋の下にあるポートは、
今のところ一番南側にあるポートです。



 
仙台トラストシティにもポートがあります。ここは社会実験の時にも同じ場所にありましたね。
社会実験では、ポートにカード読み取りや施錠、解錠を行う機構が組み込まれていましたが、
今回は、自転車に取り付けてある赤いパネルで管理を行っているようなので、ポート自体は
どこにでもある普通のもののようですね。この利点は、今後ポートを増やすのが容易だということと、
自転車のみで運行状況が把握できるという点でしょうか。



 
トラストシティの斜め向かい、東二番町通のNTT仙台中央ビル前にもポートがありました。
トラストシティとの距離が近いので、どちらか一ヶ所にまとめてもいいような気がしないでもありません。



 
アーケード商店街の中にあるハヤサカサイクルのポートは若干わかりずらい場所にあります。
クリスロード側から行ってもポートはなく、なんと反対側の裏通りからエレベーターに乗って
ビル5階の屋上へと上がらなければなりません。写真の向かって右側奥に見えるのがエレベーターです。



 
屋上は自転車置き場になっていて、そこの一画がサイクルポートとして利用されていました。
エレベーターは自転車が入れる大型のもので、ハヤサカサイクルの来客者も自由に入って行けますが、
最初は、ちょっと戸惑うかもしれませんね。また、コミュニティサイクルの利用時間が8時から21時までですが、
ハヤサカサイクル仙台中央店の営業が11時から20時半なので、営業時間外の利用が出来るのかも
気になるところです。



 
国分町にある元鍛冶丁公園のポートは、社会実験の時は公園内にありましたが、
国分町交番の裏側、駐輪場の中に設置されて、道路からは見えない場所になりました。



 
戦災復興記念館も、社会実験のときにも同じ場所にありましたね。
その時は多くのノボリを立てたりして目立つようにしていましたが、
今回は意識して見ないと場所が判らないようなポートも何ヶ所かありました。



 
仙台市役所前のポートも地下道入り口の裏側で、道路からは見えないような場所でした。
いたずら防止や一般の自転車が間違って駐輪しないようにという意味があるのでしょうか。
予約時に場所を確認できるので、利用者にとっては、あまり問題にならないのかもしれません。



 
宮城県庁前のポートです。
私が見て回った時は、なぜか、このポートにだけ、コミュニティサイクルの説明をする女性がいました。
その方の話によると、場所柄か、市役所や県庁の公務員の利用が多いのだとか。
電動アシスト付き自転車なので、八木山の坂も楽に登れるそうで、今回は平地しか走りませんでしたが、
平地でも出だしの楽さやペダルの軽さで、普通の自転車には戻れなくなりそうな好印象でした。



 
ドコモが運営しているだけあって、愛宕上杉通のNTTドコモビル前にもポートがありました。
借りるときはポートとナンバーを選んで予約しますが、返す時は、どのポートでもOKで、
返却すると即座に返却完了メールが送られてきます。会員専用ページで確認すると、どこで返却したか、
料金はいくらか表示されるので、各自転車の利用状況は、GPSか、ドコモの基地局で判断しているのか
現在地も含めて、ちゃんと把握されているようです。



 
今回始まったコミュニティサイクルは、サービス開始時の登録会員は約600人だったそうです。
登録や予約に携帯やスマホが必要ですが、日常的にネットを利用してる人にとっては特に難しい操作などはなく、
登録も予約もスムーズに出来ましたが、料金の支払いにはクレジットカードが必須で、現金では1日乗り放題の
1000円プランしかないことが問題でしょうか。せっかくドコモが運営しているのだから、電話料金と一緒に
引き落とされるとか、電子マネーが利用可能とか、複数の支払い方法が用意されていれば、
利用者が更に増えるのではないかなと思いました。








このページの最初へ
前のREPORTへ 話題の現場TOP 次のREPORTへ



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送