仙台・話題の現場
 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。

REPORT 224
仙台港背後地の水族館建設が再浮上
撮影2013年2月中旬
 
仙台港背後地に、水族館の建設計画が再び発表されました。
この場所は、2010年にも松島水族館の移転場所として計画が発表された土地ですが、
松島水族館の土地を購入予定だった埼玉県の医療法人が、金融機関から融資を受けられずに
計画が頓挫した経緯がありました。



 
市が高砂中央公園として整備予定の土地の一部で、北側には仙台と塩竃を結ぶ県道23号仙台塩釜線、
通称「産業道路」があり、更に高架で東部道路が通っている交通の便の良い場所です。



 
                                 撮影 2010年1月
上の写真は、2010年1月に撮影したもので、当時は建築計画の告知板まで設置されていましたが、
計画中止と共に告知板も撤去されました。その後、東日本大震災があり、復興の起爆剤として
塩竈市に水族館建設計画が発表されたため、仙台港の水族館計画は無くなってしまったのかと思っていました。



 
河北新報の報道によると、今回、水族館を建設するために、「三井物産と横浜・八景島シーパラダイスを経営する
横浜八景島、仙台市内の企業4社による新会社」を設立、仙台市も復興特区申請の検討を始めたということです。
水族館建設予定地の近くには、三井アウトレットモール仙台港があり、三井物産としても相乗効果を
狙っているのでしょうね。新水族館に、松島水族館の飼育魚類を引き受けるということなので、
事実上の、松島水族館移転計画の復活といえるでしょうか。



 
アウトレットの進出以降、付近には商業施設が相次いでオープン、大震災で津波被害にあったものの、
2年を経過して、津波の跡がわからない程に復旧を果たしています。今回の水族館計画には、仙台の企業4社、
カメイ、ユアテック、河北新報、仙台三越も新会社設立に参加しており、以前の計画よりも実現性が高いようです。



 
水族館計画地の北側です。産業道路の上を仙台東部道路が通っていますが、
この場所に新しいインターチェンジ「仙台港IC」が完成しました。



 
仙台港ICを出ると、すぐに水族館に行けるため、まるで水族館の為のインターチェンジのようです。



 
また、インターチェンジを出て北方向へ向かうと、陸橋で国道45号線を越えて宮城野大橋を渡り、
利府街道まで行くことが出来、仙台港と市内各所を結ぶ、交通の要所になりました。



 
塩竈や仙台駅前の水族館計画にどのような影響があるのかなど、問題や兼ね合いもありそうですが、
仙台港の水族館計画が再び動き出したことは、素直に喜びたいですね。








このページの最初へ
前のREPORTへ 話題の現場TOP 次のREPORTへ



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送