仙台・話題の現場 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。 |
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仙台市が管轄する市民利用施設の名称を、ネーミングライツで民間に売却することが発表されました。 対象の施設は、区役所や学校などを除いた施設全般で、スポーツ施設や文化施設などが対象ですが、 その内の6施設を重点施設として、特に契約成立に力を入れるそうです。今回は市内各所に点在する、 その6施設を見て行きましょう。写真は6施設のひとつ、仙台市民会館です。 今回のネーミングライツには、復興財源の確保という目的があります。 この市民会館も被災して、しばらく使用できない期間がありましたが、現在は平常通り運営されています。 去年の10月にオープンしたばかりの、宮城野区文化センターもネーミングライツ重点施設に選ばれました。 契約料は全施設とも年間100万円以上で、原則3年契約以上だそうです。 南側の道路は、まだ工事中でした。オープンから半年もたたずに名前が変わることになれば、 市民に名前が浸透する前なので新しい愛称が定着しやすいかもしれませんね。 青葉区旭ヶ丘の青年文化センターは1990年オープンで、バブル時代の建物らしく手の込んだ外観です。 台原森林公園の東側に位置し、地下鉄南北線の旭ヶ丘駅からすぐという交通の便と環境の良い立地ですね。 ネーミングライツの募集期間は今年3月末までで、早ければ6月頃から新しい名称が使用されるそうです。 太白区富沢の仙台市体育館は、市民の各種スポーツ利用のほか、 プロバスケットbjリーグの仙台89ERSの試合も多く開催されています。 あすと長町に完成したゼビオアリーナが、仙台89ERSのホームアリーナとしてオープンしましたが、 利用料が高額のせいか、この仙台市体育館と北仙台の青葉体育館を合わせた試合開催数のほうが、 ゼビオアリーナでの開催数よりも、今のところ多いようです。 この看板が書き換えられる日が来るのでしょうか。 宮城野区新田東に新しく誕生した町、小鶴新田地区の目玉として2007年に完成した新田東総合運動場には、 すでに「元気フィールド仙台」という愛称がついていますが、いまひとつ浸透していない感があります。 仙台市民球場をはじめ、屋内プールや屋内運動場なども備えた総合運動場です。仙台市のスポーツ施設としては、 泉区の仙台スタジアムが、ネーミングライツでユアテックスタジアムと命名されて定着していますが、 プロサッカーチーム、ベガルタ仙台のホームとして盛んに報道されている影響が大きいのでしょうね。 ネーミングライツは公園にも適用されます。仙台市中心部の勾当台公園市民広場も重点施設として選ばれました。 市民広場は、1年を通して数多くの催し物が開催され、多くの人が訪れているので、 ネーミングライツで愛称がつけば、大きな宣伝効果が得られそうです。 長年、親しんだ名前が変わるのは慣れるまで混乱を生じたりして複雑な気持ちもありますが、 市では、今回のネーミングライツで年間5000万円程の収入を目標にしているそうで、 復興財源の確保という目的もあることですし、多くの企業が参加して欲しいなと思います。 |
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