仙台・話題の現場
 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。

REPORT 208
ワシントンホテル再進出に黄色信号?
撮影2012年9月下旬
 
ワシントンホテルが入居する予定の新しいビルの建設が暗礁に乗り上げているという報道がありました。
震災で被災し、解体されたサンルートホテルの跡地に建設される新しいビルが、建設資材の価格高騰で
着工できない状態だというのです。



 
愛宕上杉通の仙台駅前にあったサンルートホテル跡地は建物の解体が終わり、更地になっています。
解体作業時には、周囲に基準値以上のアスベストが飛散してしまい、作業が一時中断するという
アクシデントがありましたが、今回、それに次ぐ問題が発生してしまいました。



 
現在、被災地では震災からの復旧工事の真っ最中ですが、そのために資材不足や人材不足になり、
建設費の価格が高騰、当初の予算では計画通りの規模のビルが建てられなくなってしまったそうです。



 
新しく建設される予定のビルは地下1階、地上9階建てのビルで、仙台の会社「菊重」が建設、所有し、
ワシントンホテルを運営する藤田観光に賃貸するという形式で合意、今年5月に着工予定でしたが、
9月末現在、まだ更地のままになっています。



 
西側から見てみました。
ワシントンホテルは、以前は青葉通沿いに2館体制で営業していましたが、2008年に撤退、
仙台駅前という好立地で再進出を計りましたが、出だしから躓いてしまいました。



 
藤田観光は、仙台再進出の意思に変わりはないということですが、着工が大幅に遅れているので、
当初計画の2013年4月には開業できず、夏以降にずれ込むものと思われます。



 
仙台の中心部は復興特需で好景気だと言われていますが、復興特需のマイナス面が出てしまったようです。
資材と人件費の高騰問題が解決しないかぎり、建設のめどが立たないという厳しい状況のようで、
今後、新しいビルが計画通りに建設されるのか、なんらかの規模縮小で着工するのか不明ですが、
ワシントンホテルの再進出が中止されるような事態は避けて欲しいものですね。



*****  11月1日、追記  *****

10月22日、仙台ワシントンホテルの開業が正式に発表されました。
当初予定の2013年春から2013年12月の開業に変更されましたが、
無事に建設されることが決まったようですね。








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