仙台・話題の現場
 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。

REPORT 186
東日本大震災から1年
撮影2012年3月10〜11日
 
東日本大震災から1年が経ち、この週末には各地で追悼式が開かれました。
仙台でも、青葉山の国際センターで追悼式が開かれ、半旗が掲げられていました。



 
中心部のアーケード街「クリスロード」では、仙台市内の全ての小学校の児童たちが描いた、
復興応援の横断幕が掲げられました。



 
一番町平和ビルが全面オープンしたばかりの「マーブルロードおおまち」では、
10日と11日の2日間、夕方から震災1周年の追悼イベントが行われるというので行ってみました。



 
アーケードの天井に、色鮮やかな映像が映し出されていました。世界的なデジタルアート作家、
長谷川章氏が映像を高輝度プロジェクターでアーケードに投影する「デジタル掛け軸」だそうです。
「鎮魂と未来、希望」をテーマに、一般から映像作品を募集する映像コンペティションも開催されます。



 
様々な模様が、まるで巨大な万華鏡のように変化して行き、アーケードを歩く人たちも上を見上げていました。



 
下を見ると、道路上にプロジェクターが置かれていて、そこから天井に向けて映像を映し出しているようです。



 
東二番丁から一番町までの区間に、約40台のプロジェクターが設置されていました。
アーケード商店街の天井に映像を投影するというのは、全国初のことだとか。



 
アーケードの照明が消されていて、いつもより暗い印象でしたが、そのおかげで映像が鮮やかに見えました。



 
写真を撮影するために立ち止まっている短い間だけでも、次々と映像が変わっていきます。



 
一般から応募された作品は、厳正な審査の結果、入賞作品が決定されたそうです。



 
このイベントが毎年続けられるのか判りませんが、阪神大震災の追悼として始まった神戸ルミナリエのように、
長く続く追悼イベントがあればいいなと思いました。



 
市役所前の勾当台公園市民広場では、「3.11 わたしたちは忘れない〜世界に伝える‘‘ありがとう’’」と
銘打ったイベントが開催されました。市民広場前のパークビルでは、窓で「絆」という文字が描かれていました。



 
市民広場のステージ前には、約3500個の紙コップにローソクを灯し、「ありがとう」の文字が書かれました。



 
文字は、タテ5メ−トル、ヨコ20メートルだそうです。



 
紙コップには、仙台市内の被災した小中学校の生徒たちが感謝のメッセージを書いていました。



 
また、会場を訪れた人たちが次々と紙コップにメッセージを書き、ローソクに火をつけて並べていたので、
最終的には、3500個以上になったかもしれません。



 
震災から1年が過ぎましたが、津波被害の大きかった沿岸部の復興は、まだまだ遠い道のりのようです。
震災を忘れず、支援を続けて行くためにも、3.11の追悼イベントを末永く続けていきたいものですね。








このページの最初へ
前のREPORTへ 話題の現場TOP 次のREPORTへ



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送