仙台・話題の現場 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。 |
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ケヤキ並木が色付いた初冬の青葉通の最新状況を見てきました。 仙台駅から愛宕上杉通を越えて、すぐの場所にある仙台三和ビルを、 地元の大手企業、アイリスオーヤマが取得したという報道がありました。 仙台三和ビルは、1960年に建てられた地上9階、地下2階の古いビルで、 旧三和銀行などが入居していましたが、アメリカの不動産金融の関連会社に売却され、 空きビルの状態が続いていました。 アイリスオーヤマへの売却額は公表されていませんが、 築年数が古いので、新しいビルに建て替えられることは間違いなさそうです。 現在、アイリスオーヤマは五橋に本社ビルがありますが、ここに移ってくるのでしょうか? 今後の情報に注目ですね。 仙台三和ビルの斜め向かい側、仙台あいおい野村ビル跡地は、 依然としてコインパーキングと、マンションのモデルルーム展示場として利用されています。 13階建てのビル建設計画から9階建てに縮小され、その後、計画自体が白紙状態になりましたが、 震災後、中心部の不動産取引が活発化しているので、再開発の進展に期待したいですね。 東二番丁通を越えて西へ進むと、地下鉄一番町駅の工事現場が見えてきました。 2015年の開業に向けて工事が進んでいます。 その地下鉄一番町駅と直結する場所で、新しいビルの建設工事が本格化していました。 地上22階建てで、1〜3階部分は商業&業務系のテナントが入居し、4〜22階は 分譲マンションになるそうです。 東日本大震災後に建設される高層ビルなので、耐震性に注目が集まりますが、 河北新報によると「構造解析を行った結果、東日本大震災クラスでも主要な構造部材に影響はない」そうです。 青葉通とサンモール一番町との交差点、藤崎百貨店の向かい側という好立地で、2013年度の完成予定です。 仙台市中心部は、震災による深刻な被害は少なかったものの、外壁にヒビが入ったり、 タイルが剥がれ落ちたりしたビルは多く、青葉通沿いでも、補修工事中のビルがありました。 今回の震災は被害範囲が広く、人手不足の状態で、補修工事が来年にずれ込むビルもあるとか。 国分町交差点近くの、NTT青葉通ビルでも外壁にシートが掛けられていて、 外壁の補修工事中のようです。 このビルの南側では、新しいNTTのビル「NTT新青葉通ビル(仮称)」の建設工事が始まっていました。 以前はNTTの駐車場でしたが、すっかり工事用の防護壁で囲まれていました。 新ビルは地上14階で、通信設備やコールセンターなどのほか、災害時には避難所として利用できる ギャラリーを設置することにしたそうです。ギャラリーには、震災の記憶を風化させないように、 震災と復興関連の展示をする予定だそうで、大震災後の大規模再開発には、震災の経験が生かされた 設備が当然ということになるのでしょうか。こちらも2013年の完成予定です。 一方、約1年前に閉鎖された「仙台エクセルホテル東急」は、5階〜8階部分が 石巻市民の就労就学支援避難所になっています。 ホテルの入口は閉鎖されたままで、青葉通側から見た限りでは、避難所としての利用は 確認できませんでしたが、石巻市のホームページに募集定員に達したことが書かれているので、 ここで生活している人がいるようです。ただ、避難所としての利用は来年3月末までの予定なので、 その後の跡地利用が注目されます。 青葉通の西端近くにあったホテルレオパレス跡地では、 野村不動産が地上17階建ての分譲マンション「プラウド大町二丁目」を建設する計画です。 震災のため、多少計画が遅れ気味のようですが、複数の重機が動いているのが見えたので、 工事が本格化しているようです。東日本大震災は青葉通沿いの再開発にも様々な影響を与えたようですが、 未曾有の経験を生かして、震災に強い街として進化していって欲しいですね。 |
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