仙台・話題の現場
 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。

REPORT 175
イービーンズの再オープン
撮影2011年11月18日
 
東日本大震災で被災したため、休業して改修工事をしていた仙台駅前のイービーンズが、
約8ヶ月ぶりに装いも新たに再オープンしたので、開店日の18日に見てきました。
約8億円をかけて改修、補強した建物は、一見してわかるように駅側の旧館が4〜6階部分が
解体されて3階建てに改築、4階部分が屋上庭園「杜のガーデンテラス」へとリニューアルされました。



 
旧館は、当初は完全に解体される予定でしたが、ペデストリアンデッキとの連結等を考慮して、
被害が大きかった上層階のみを解体することになりました。そのため、延べ床面積は、
3500u減って、25000uになったそうです。



 
ペデストリアンデッキから入っていける2階の入口部分です。
画面左側の階段を昇ると、店内を通らずに屋上庭園へ直接行けるようです。



 
1階の入り口です。旧館の1階と2階はファッションフロアで、以前は渋谷109系の店舗が
多数入居していましたが、現在は改修工事中で、テナント部分にはオブジェが飾られている状態です。
ファッションフロアのオープンは来年の春頃になるそうです。



 
地下鉄仙台駅と直結する地下道部分も、震災後、閉鎖されていましたが、
イービーンズ再開と同時に通行できるようになりました。



 
4階の屋上庭園「杜のガーデンテラス」へと出てみましょう。床にはウッドデッキが貼られています。



 
入口付近にはカフェコーナーがあり、軽食や飲み物を販売していました。
ベンチとテーブルも置かれていて、ここで飲食できるようです。



 
小さいステージも設けられていて、ちょっとしたイベントなども出来るようですね。



 
ウッドデッキの先には花壇がありました。
来年の春頃には多くの花が咲いて、今よりも華やかになることでしょう。



 
庭園の中央には、芝生が植えられているスペースもありました。



 
奥へ進むと、再びウッドデッキが敷かれている場所がありました。



 
一番奥の仙台駅側です。イスとテーブルが置かれていてバルコニーのようになっていますね。



 
再開後のイービーンズは、キリンがイメージキャラクターのようで、
庭園内にもキリンのオブジェが飾られていました。



 
ちなみに店内は撮影しませんでしたが、内装などは大きく変わっていないようで、
以前と同じような印象でした。ただ、看板を見てもわかるようにジュンク堂が4フロア、
喜久屋書店漫画館が1フロアを占めていて、まるで書店ビルのような構成になりました。
1、2階のファッションフロアが再開すると、また違った感じになるのでしょうか。



 
被害の少なかった西側の新館も耐震補強されましたが、昔のままの雰囲気でした。
新館の10階屋上も、以前と変わらずに開放されていました。
広々としていますが、逆にいえばガランとしていて若干閑散としています。



 
個人的には、こちらのほうが眺めが良くて日当たりが良いので好きですが、
新しい屋上庭園のほうがペデストリアンデッキからすぐ行けるので、憩いの場として人気が出るでしょうね。



 
10階屋上から、4階の屋上庭園が見えました。
数年前、このイービーンズを含む付近一帯の大規模な再開発が具体化直前まで行きましたが、
再開発組合から一部の地権者が脱退するなど、紆余曲折を経て、再開発計画自体が
暗礁に乗り上げた状態になっています。



 
今回は大震災という不測の事態への対応であり、4階に屋上庭園を新設するなど、
ピンチをチャンスに変えたことは素晴らしいと思いますが、本来なら取り壊されてもおかしくない
古い建物を補修、補強して使い続けているわけで、本格的な再開発をして本当の意味での
再出発をして欲しいものですが、現実的には難しいのでしょうか。
仙台駅前の超一等地なので、再開発への期待は持ち続けていたいですね。








このページの最初へ
前のREPORTへ 話題の現場TOP 次のREPORTへ



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送