仙台・話題の現場 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。 |
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今年3月に閉館した、青葉区本町のホテル仙台プラザ跡地に、 NHK仙台放送局が移転することが発表されました。 ホテル仙台プラザは、明治時代に開業した地元の老舗ホテルでしたが、経営不振で建物と土地を 東京海上日動火災の関連会社に売却、建物をリースする形で営業を続けていました。 その後、経営状況が更に悪化、震災による被災も影響して、3月に閉館したままの状態でした。 ホテルに併設していた、斎藤報恩会・自然史博物館も財政難のため、 2009年に閉館、東京の不動産会社に売却されました。 小規模な施設ながら、恐竜やナウマン象の骨格など、多くの貴重な標本を展示していた博物館でしたが、 所蔵品の大部分は国立科学博物館に寄贈、動物の剥製などは山形大学に引き取られました。 河北新報によると、ホテルと合わせた合計面積は5522uで、NHKは、 それぞれの所有者から、土地と建物を約35億円で取得済みだそうです。 北東側に隣接するコインパーキングの土地は、旧武道館跡地で仙台市が所有していますが、 NHKは、ここの土地1034uも取得したい考えだそうで、合計すると約6556uになります。 ホテル仙台プラザ跡地は、県庁や市役所などが集中する官庁街に近く、南東側は錦町公園になっていて、 環境もよく、NHKの建物だけでは、ちょっともったいないような気もしますね。 今回のNHKの発表では、音楽ホールなどの施設は併設しないということですが、 東日本大震災の映像資料などを市民が見られるライブラリー機能を持たせる考えだとか。 こちらは、移転予定地から歩いて5分ほどの愛宕上杉通沿いにある、現在のNHK仙台放送局です。 1961年に完成した築50年の地上4階建ての建物で、規模の小ささと共に老朽化も目立ちます。 地元経済誌には数年前から建て替えの話は載っていましたが、なかなか進んでいない印象でした。 今回の震災で施設の一部に被害が出たことで、移転建て替えの計画が一気に進展したのでしょうか。 今のところ、移転計画が発表されただけで、新しい建物の具体的な規模などは未定ですが、 2018年の完成を目指して、2014年までにホテルの解体と新局舎の設計を終えるとのことなので、 3年後の発表が待たれますね。 |
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