仙台・話題の現場
 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。

REPORT 162
仙台ホテル跡のEDEN、オープン
撮影2011年7月下旬
 
仙台駅前の旧仙台ホテル跡地に、新しい商業施設「EDEN」がオープンしました。
もともとは4月下旬にオープン予定でしたが、震災の影響で7月22日に延期されたものです。



 
仙台ホテルは創業159年の老舗ホテルでしたが、2009年に閉館して取り壊されました。
景気後退の影響で跡地を本格的に再開発せずに、1階建ての商業施設を建てて
景気が回復するまで暫定的に利用することになって出来たのが、このEDENです。



 
暫定利用の1階建てとは言え、ガラス張りの建物は青葉通りの並木に映えて
おしゃれな雰囲気ですね。



 
ガラス張りの建物のあいだから中へ入れるようになっていて、早くも多くの人が訪れていました。



 
敷地面積22744uの土地に、延べ床面積1550uの建物が周りを取り囲むように建っていて、
その中に、約800uの中庭的な公開空間があります。



 
中庭には、シンボルツリーとして若いケヤキが植えられていました。



 
この空間は営業時間中、自由に通行が可能で、休憩出来るベンチも設置されています。



 
旧仙台ホテルは青葉通と愛宕上杉通に面していましたが、ここもふたつの道路を
行き来できるようになっていたので、青葉通側から愛宕上杉通へと行ってみましょう。



 
愛宕上杉通側は道路への出入り口のほか、階段で上へ昇れるようにもなっています。



 
階段を上がるとペデストリアンデッキへと直接つながっていました。



 
ペデストリアンデッキの上には大きな看板がありました。
この「EDEN」の文字は、当初、仙台ホテルの看板の文字を使うという報道がありましたが、
実際はホテルの看板の字体に似た文字を使って、新たに作られたものだそうです。



 
愛宕上杉通側の1階部分です。東北初出店の店舗を含む12店の飲食店と、3店の服飾店、
1店の保険ショップという計16店の店舗構成となっています。



 
このEDENはオリックス不動産が手がけたものですが、西隣のGSビルも同不動産が所有しており、
いずれは一体的な再開発を計画していて、EDENの営業は5年を目途にしているのだとか。



 
現時点では、5年後の再開発の詳しい計画は発表されていません。
再開発の具体的な話は、まだまだ先のようですが、EDENの中庭に立つシンボルツリーが
大木に成長する前に、この場所には新しいビルが建っているのかもしれませんね。








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