仙台・話題の現場
 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。

REPORT 159
仙台港背後地の最新状況
撮影2011年6月下旬
 
3月11日の大震災時に、津波が押し寄せた仙台港背後地の商業施設の再開が、
徐々に進んできました。ぱっと見では、震災前と全く変わらない風景が広がっていました。



 
しかし、よく見ると道路上には津波が運んできたと思われる、白い砂が所々に残り、
海水に浸かった植木は枯れていて、この辺が海水に覆われた痕跡が確認できます。



 
その仙台港背後地の代表的な商業施設とも言える、三井アウトレットパーク仙台港が25日、
3ヶ月以上経って再オープンしました。幸い、地震直後に迅速に避難が行われたため、
アウトレット内で被害に遭った人はいなかったそうですが、津波で1階部分が浸水し、
再開まで3ヶ月以上もかかってしまいました。



 
再オープン当日は、3年前のオープン時より、人出が多かったそうで、
再開を待ち望んでいた人が多かったんでしょうね。



 
アウトレットのシンボルであり、今や仙台港のランドマーク的存在となった観覧車も、
運転を再開していました。



 
観覧車の足元にある、オール電化のモデルハウス展示場も、綺麗な状態で再オープンしました。



 
アウトレット南隣の商業施設、カインズモールも営業していました。



 
カインズモールの核店舗、カインズホームは、震災後わずか数日後に店舗前での営業を再開、
4月には通常営業を再開させていたそうです。



 
同じ敷地内のケーズデンキは、5月末に再オープンして営業中でした。



 
そして、アウトレットと同じ6月25日に、東京インテリア仙台港本店も再オープンしましたが、
こちらは店舗内の一部再開です。



 
東京インテリアは、県内の他の2店舗も被害が大きく、いまだ全面的な営業再開には至っていません。
一日も早く全面再開して欲しいですね。



 
同じ家具販売のニトリ仙台港店も、店内の一部で仮営業中でした。
その他、撮影した6月末時点では、カワチ薬品は営業再開していましたが、
同じ敷地内のダイソーやスポ−ツデポは、閉鎖されたままでした。



 
仙台港背後地から仙台港へと向かってみましょう。写真は県道塩釜亘理線で、
交差点を渡ると「夢メッセみやぎ」や仙台港中央公園のある海沿いのエリアですが、
ここの交差点の信号が停止したままでした。



 
県道塩釜亘理線を南へと進むと、津波被害の酷かった荒浜地区や、NHKで津波が襲ってくる状況が
ヘリコプターから生中継された、名取市の閖上大橋があります。



 
海側を見ると、夢メッセの建物がわずかに見えました。中央分離帯の街路灯が曲がっていたり、
並木の一部が茶色に枯れていたりして、津波があったことを実感させます。



 
まだまだ津波被害の痕跡が残る場所がある一方で、仙台港背後地では営業を再開する店舗が増えて、
以前の状態に戻ってきていました。復興を後押しするためにも、海沿いの商業地区の完全復活が望まれますね。








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