仙台・話題の現場を見に行こう! 変化の激しい最近の仙台で、話題になっている場所やマスコミで報道された現場を実際に行ってレポートします。 |
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JR仙台駅構内の待ち合わせ場所として目立つ存在だった「伊達政宗公騎馬像」が、 大崎市岩出山のJR有備館駅に寄贈されました。 今年は宮城県の大型観光キャンペーン「宮城デスティネーション」が行われるため、 仙台駅構内の整備と大崎市の観光振興を兼ねたものだそうです。 岩出山に移った政宗公騎馬像が、どうなっているのか訪れてみました。 仙台市中心部から北に向かって、車で1時間半ほど走ると大崎市です。 岩出山は政宗公が仙台へ移る前に居城を構えていた場所で、 街並みには城下町を感じさせる風情が残っています。 そんな街角に「森泉」という看板がありました。 森泉といってもハーフのモデルさんのことではありません。 岩出山の酒蔵「森民酒造」で作っているお酒の名前です。 森民酒造の隣には伊達家の学問所「有備館」があります。 日本最古の学問所建築で、国の史跡、名勝に指定されています。 外から見える一番目立つ場所に伊達政宗像が置かれていました。 が、もちろん仙台駅から移設されたものではありません。 その有備館の、すぐ目の前にJR陸羽東線、有備館駅があります。 1996年に開業した新しい駅ですが無人駅です。 駅前広場というと、車のためのロータリーになっていることが多いですが、 有備館駅は車が入れないようになっていて、まさに人のための広場です。 広場を囲むように待合室や集会所などが配置され、さらに木造の屋根で囲まれています。 その木造の屋根の下に、仙台駅にあった伊達政宗公騎馬像が展示されていました。 仙台駅構内で見慣れた騎馬像が、そこにありました。 騎馬像の後ろの建物は資料館で、ガラス越しに多くの鎧兜が展示されています。 まるで殿様に従う家来のようです。 実は仙台から岩出山に移設された伊達政宗像は、もうひとつあります。 今から約40年前、青葉山の仙台城にあった像が岩出山城址へ寄贈されました。 仙台城の政宗像というと騎馬像を思い浮かべますが、 初代騎馬像は戦争で金属供出され失われました。戦後、像を復活させようとした時、 騎馬は戦争をイメージさせるからと平服姿の像が作られました。 しかし、市民からは騎馬像の勇ましい姿のほうが良いという声が上がり、 残っていた原型から初代と全く同じ騎馬像が作り直されることになりました。 そして、この平服姿の像が岩出山城へとやってきたわけです。 岩出山城は政宗公が仙台に移る前の12年間を過ごした城です。 仙台城と同じ山城で、後世の権力の象徴としての城郭とは違い、 実戦を強く意識したつくりになっています。 仙台城と同じように車で本丸まで登れます。 急な坂道を登っていくと岩出山の街並みが眼下に広がります。 桜の名所で、春には花見客で賑わいます。 城跡には陸羽東線を走っていたSLも飾られていました。 宮城県の観光というと松島が有名ですが、 他の名所にも多くの観光客が訪れるようになってほしいと思います。 そのために政宗像が役に立つのなら、政宗公も本望かもしれませんね。 |
参考リンク 河北新報 東北放送 仙台放送 ミヤギテレビ 東日本放送 NHK仙台放送局 仙台経済界 建設新聞 建設通信新聞 |
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